物理実験室(昭和37年当時)
History
国内初の精密人造研磨材メーカーとして創業したフジミは、創業以来70年の歴史で培った技術を活かし、パウダー&サーフェス分野でさらなる研究開発を推進し、未来に向けて成長を続けています。
≪1950年
不二見研磨材工業所設立(創業)≫
≪国産初の研磨スラリー≫
研磨スラリーとは、物理的な加工材である砥粒と、研磨を促進・補助する化学薬品を組み合せた混濁液のことであり、それまでの砥粒のみの研磨方法と比較して、高品質、高効率性が期待されるものでした。当時、研磨スラリー開発では海外メーカーが先行していましたが、「日本の技術を高め、世界にアピールしたい」という当時の技術者達の想いから、商品化に挑戦し、実現されました。≪米国ウィルソンビル図書館への図書寄贈≫
製造拠点を設立した米国オレゴン州ウィルソンビルでは、当時、日本がどのような国かを知らない人も多くいました。「フジミという会社、その前にまずは日本のことを知ってもらいたい」そのような思いから、日本の童話・雑誌・写真集など、約1,500冊の書籍を現地の図書館へ寄贈しました。日本では書籍の寄贈に協力した従業員の家族が米国への関心を高め、米国では日本から送られた本が多くの人々に喜ばれ、日本と米国の距離が近づいたように感じられました。グローバル化には、技術交流のみならず、人と人の心の交流が大切であることに気づかされました。≪米国インテル社よりの表彰受賞≫
米国インテル社より、当社の継続的な取り組みを評価頂き、2014年〜2020年までの7年間連続で表彰を受賞しております。(SCQI賞2016、2019及びPQS賞2014、2015、2017、2018、2020) ※SCQI(サプライヤー・コンテニュアンス・クオリティー・インプルーブメント)賞