入社前は、当社の研究開発センターがある岐阜県各務原市のことはほとんど知りませんでした。岐阜県全体に対しては「世界遺産の白川郷」「豊かな自然」といった漠然としたイメージが強く、生活の利便性に少し不安を感じていたのも事実です。それでも入社を決めたのは、最先端の研究に挑戦できる環境だと感じたからです。他社にはない高額な分析機器が揃っている点など、研究開発への投資を惜しまない会社の姿勢に大きな魅力を感じました。

私も入社前は都心から遠いイメージがあったのですが、実は岐阜駅から名古屋駅まで快速で20分程と、意外と都心部へのアクセスが良くて驚きました。想像通り自然も綺麗で、少し行けばハイキングや温泉も楽しめます。また、学生時代に住んでいた京都市と比べて家賃相場が安いのも良い点です。学生時代月6万円の家賃でワンルームの部屋に住んでいたのが、現在岐阜市内で月6万円ほどの家賃で2LDKに住めています。駐車場も1台月3千円ほどです。金銭的に余裕ができますね。

私は神奈川県横浜市出身で、ある程度の田舎へ行くことは覚悟していました。実際に住んでみると便利なところだと感じます。特に子育ての環境はとても良いですね。定期的に実家のある横浜にも帰るんですが、関東と比較すると、こちらは子供の遊び場がかなり充実していると感じます。規模の大きな公園もたくさんあるし、スポーツ施設や商業施設も安価なところが多いです。家賃も安く、生活全体のコスパが良いなと感じます。

私は岡山県倉敷市出身なのですが、旅行好きなので国内外へのアクセスの良さは気になっていました。実際住んでみると、名古屋駅が思った以上に近く便利で、東海道新幹線に乗って東西どちらへも行きやすいのが魅力的です。また、海外旅行好きにとっては、セントレア（中部国際空港）へ電車1本で行けるところに住めるのも大きなメリットです。学生時代は一度大阪や東京まで出る必要があったので、自宅から海外へすぐ飛べるのはすごく便利ですね。

商業施設も多く、最初に抱いていた印象と違い、思った以上に利便性が高かったのは良かったなと思います。今は車通勤ですが、入社直後は車を持っていなかったので、自転車で通勤できる範囲内、かつ、周りにショッピングモールなどがあるのをポイントに住む場所を決めましたが、生活や普段の買い物に不便さを感じたことはないですね。

名古屋周辺はライブ会場なども多く、東京や大阪への移動もしやすいので好きなアーティストのライブ遠征に気軽に行けるようになりました。岡山への帰省もしやすく、立地にはとても満足しています。

岐阜はスポーツの環境が整っていて、この点もコスパが良いと感じます。趣味で硬式テニスをしているんですが、関東と比べるとコートの予約がとりやすく、利用料もかなり安いと感じます。スポーツをする上で車があると便利なことが多いですが、駐車場が無料または格安の施設も多く、その点も良いところです。平日の仕事終わりに友人と2時間くらいテニスをしてから帰宅することもありますよ。

私は先日3連休に有給休暇を1日プラスして香港旅行へ行ってきました。フジミは休みが多く、有給休暇が取りやすいのも良いところです。また、名古屋はいろんなアーティストのライブがあるので、家から気軽にライブに行けちゃうのもいいですね。学生時代は大阪や福岡まで遠征する必要があったので。万一中止になってしまっても、傷が浅く済みますしね。

最近は、時間ができた時にフラッと国内旅行に行くのが趣味になっています。地元の仙台に住んでいた頃は、距離的なハードルが高く西日本への旅行が難しかったため、この地域から西にも東にもアクセスしやすいという立地の利便性を実感しています。そのおかげで、この1年間だけでも博多、島根・松江、奈良、金沢など、多くの場所に足を運ぶことができました。

私は結構インドアなので、仕事終わった後、オンライン英会話を30分やって、その後はひたすらゲームをやってます。また、職場の人が優しくて、1聞いたら10ぐらい返ってくる親切な人が多く、皆さん論理的なアドバイスを頂けるのでその点も魅力的です。

当社には「ワーケーション」という「普段と異なる環境で仕事をすることで、柔軟なアイデアを生み出す」ことを趣旨とした制度があります。旅行先で2時間の業務を行うと1日勤務したとみなされ、旅行費用の一部補助も支給されるという、アイデアやチャレンジを推奨する当社ならではの制度です。私も先日、家族旅行で金沢に行った際に利用したのですが、宿泊先からオンラインミーティングに参加したところ、環境が変わったことで、いつもとは違う新しいアイデアを出せたように感じています。

ワーケーション制度は私も利用して沖縄に旅行に行きました。旅行費用の補助がもらえるので、普段泊まれないようなリゾートホテルに泊まることができました。ちょっと仕事もしたぞ、という気持ちがあるから、その後は気持ちよく満喫できるのがいいですね。社員食堂では月に数回イベントメニューの日があり、先日ご当地メニューイベントで仙台の牛タンカレーが出たり、創作料理や多国籍料理など、あ、こんなメニューあるんだ、と新しい発見もあって食事の時間も楽しめています。

私の部署では、研磨の機構やメカニズム解明を行っていますが、研磨には未解明の領域がまだまだ多くあり、結果だけ出ても「なぜそうなったのか」をデータとして示せないことも多くなっています。今後はシミュレーションや計算科学といった、自分の部署内でまだやっていない新しい領域に取り組んでいって、自分がそれを引っ張って機構を理解できるところまで行けたらなと思っています。社外セミナーも、やりたいことがあれば探してみて、受けていいよと言ってもらえるのでありがたいです。

私もマテリアルズインフォマティクスという情報科学を用いた新しい組成開発の手法を検討しており、まずは課内でこれを提案し、ゆくゆくは当社全社に広めていくことを目指しています。フジミを新しい手法をどんどん取り込む技術力・開発力のある会社へと進化させたいと思っており、私自身もその推進役の一人になりたいと考えています。また、私は課内で知的財産の担当も任されているため、開発した技術を特許でしっかりと権利保護しつつ、開発力そのものも底上げし、将来的には、これらの活動を通じて得た知見を活かした人材育成まで包括的に対応できる人材へと成長したいと考えています。

私は現在、基礎研究に近い業務を担当していますが、今後はこの基礎研究で培われた技術をもっと製品開発へ活用できるようにしていきたいと考えています。基礎研究はともすれば「研究して終わり」となりがちですが、そうではなく、製品開発の現場が抱える具体的な課題に対し、分析技術の開発や機構解明を通じて貢献していきたいのです。 これらを通じて、お客様からさらに「フジミは確かな技術に基づいた開発を行っているんだな」と信頼を深めて頂けるように推し進めたいと考えています。 また、社員教育制度のオンライン英会話を利用していますが、これを機に学習習慣が身についたほか、実際に英語を話す上での度胸もついたと実感しています。

お客様からフジミを選んで頂けているのは、製品の品質そのものはもちろんですが、品質保証の対応の柔軟さやスピーディーさも重要だと考えています。お客様から問い合わせがあった際に真摯かつスピーディーな対応を心がけています。そのためには、製造やプロセス管理をしている部署など、社内の複数の部署としっかり連携を取っていかなければならないので、まずは目の前の一つ一つの仕事に真摯に取り組み、自身の信頼度をもっと上げていって、円滑に対応を進めれるようになっていきたいなと思っています。

若手のうちから自分が担当したテーマに関して、研究成果発表会や業務報告会など社内で発表できる機会が公式であるのは、かなり大きいと思っています。ある程度の成果が出たという裏付けにもなりますし、発表や質問を受ける中で、プレゼンの練習にもなり、度胸付けのためにもいいなと思っています。また、職場は穏和で話しやすい人が多く、人付き合いが苦にならないのが働きやすさに繋がっていると感じます

研究成果発表会は、普段接点のない他部署の方からの質問も受け取る点や、その後に個別で発表者の方と自由にディスカッションできる時間も設けられているので、自分の気になった情報を抽出したり、他分野の方から思ってもみなかったアドバイスをいただいたりすることがあり、社内の知見の共有がすごくスムーズに行われているなと思います。この仕組みや風土は当社の強みだと感じますね。

社内の発表や交流の機会は強みですよね。社内だけではなく、社外のセミナーや学会にも積極的に参加させてもらえる機会があるのも気に入っています。私自身も先週、国際学会で発表をさせていただきました。手を挙げればどんどんチャレンジさせてもらえるし、上司も支援してくださるので技術者として成長できる環境だと実感しています。

研究開発センターには、1台で数億円するような高額な装置も多く、新しい装置も積極的に導入されているので、会社として研究開発に力を入れているのを肌で感じています。また、新入社員研修での約2週間の宿泊研修や、入社3年目までのフォローアップ研修もあり、知識やスキルの習得だけでなく同期の絆が深まる機会にもなっています。実際に私の同期も定期的に集まって飲み会をするなど交流が続いています。当社では、親睦団体（社内サークル）の制度もあり、これらを通じて従業員同士が知り合う機会も多々あり、従業員同士の繋がりを感じられるのもフジミの魅力の一つです。私のように遠方出身の社員も多く、安心して長く働き続けられる環境だと感じています。